架空の電気屋ガオンデンキてかアフリエイトかよ

25年前に「電球から軍用品まで電機のガオガオ」でスタートした架空の家電量販店

【売り切れていますか】番外ネタ EF200

KATO Nゲージ EF200 新塗色 3036-1 鉄道模型 電気機関車

KATO Nゲージ EF200 新塗色 3036-1 鉄道模型 電気機関車

EF200はその高出力から「悲運の6000kW」と言われておりまして今年の3月末にひっそりと引退したようです。数日間一日中山陽本線上で列車を見倒せることをしておりまして、EF210の牽引する貨物しか見ないなーと思ってました。まさかの引退だったとは。そこから見えてきた最近のKATOの新製品ラインナップは引退間近の車両のリリースという数年前のTOMIXの「さよなら●●フル編成セット」の売り方に似たようなものがある感じがしますが、KATOの売り方はそんなにあざといわけじゃなさそうなのと、元々の製品の高信頼低価格のハイコストバリューから「あまり高くならない」気がします。

上にあげているのが引退時までの塗色です。そして登場時はこれです。(ちなみにアマゾンから直接購入はできません。)

KATO Nゲージ EF200 3036 鉄道模型 電気機関車

KATO Nゲージ EF200 3036 鉄道模型 電気機関車

 

 この機関車に関しては当時の機関車の概念を「その高出力並」の破壊力と話題性で一風風靡を醸し出しました。塗色の全体の印象は白かったんです。それが途中から塗色を一新しました。その頃ぐらいからでしょうかEF210が登場したのは。

KATO Nゲージ EF210 100 シングルアームパンタグラフ 3034-3 鉄道模型 電気機関車

KATO Nゲージ EF210 100 シングルアームパンタグラフ 3034-3 鉄道模型 電気機関車

 

 EF200が全車がヨーロピアンなシングルアームパンタで出揃ったのに対してはEF210は最初の登場機は下枠交差パンタでした。EF66並の性能だったことからその共通運用もされているみたいです。EF200は1600㌧引き出来るのに対してEF210は1300㌧引きではあるものの「変電所にお金をかけたくない人たちに非常に優しい」機関車になりました。あとEF200はフルスペック発動禁止令が。

国鉄型の無骨で古臭い機関車のことを思うとEF200は一目惚れしておりまして、「EF200は電気食いだから」なんていう話を聞いたときには「こいつ何抜かしてやがるハイテクは省エネに決まってんだろボケが」と思ったのと同時にEF210のどことなくいけ好かない感(当時)は言葉にできないものの「10機のEF210と1機のEF200どっちにする?」と言われたら「EF200に決まってんだろそんなの世界の常識だ」と即答できるくらいEF200が好きでした。今でも買い倒せるものなら買い倒したいですね。ただEF210シングルアーム機が出てきてからはEF200の紙5枚少なめの差ぐらい低いけどEF210も買いたい機関車ではあります。

で、EF200が電気食いというのは1600㌧引けるようにしたためにそれだけ高出力の機構になったせいでそれだけ電気も使うという意味で何も昔の機関車のような電気の食い方をシているわけでなくそんな機関車を作って使ってたら昔からの変電所のままだったからと設備更新する気がない…特に機関車嫌いで有名でブルートレイン廃止に追いやった張本人事JR東海とかの…人たちが引き起こした人災のようなものでした。それとEF200が運用をはじめてしばらくした年というのかバブルが弾けて景気が失速したせいで1600トンの貨物を引くような需要も必要性も薄まってしまったようです。とはいえ二桁のお古の機関車の寿命はやってくるということで「大は小を兼ねる」から「大は意外と小は兼ねないから適正を図って設計することにした(良い言い方で)」EF210の登場ということになりました。そしてKATOから白系な色が印象的な「登場時の塗色」を再度「新発売」することになりました。

KATO Nゲージ EF200 登場時塗装 3036-2 鉄道模型 電気機関車

KATO Nゲージ EF200 登場時塗装 3036-2 鉄道模型 電気機関車

 

 3036-2となっていますが新たに作り込んだということなのかもしれません。EF200はKATOからしか出していませんが新塗色登場時のモデルは解放テコなどが別パーツとして再現されるようになり技術の進歩がものすごくわかりやすい形で現れるようになりました。無論現在KATOから発売されている機関車もそれにならっています。今度はそれを登場時の塗色で味わうことが出来るのです。